国際ルールの俳句でLick-Gみたいなフリースタイルを習得しよう!(無理)
ひょっとしてhaikuをたくさん詠むとフリースタイルラップが上達するんじゃないか!?
俳句は日本で生まれた詩の形式ですが、世界では日本語以外にも様々な言語で俳句が詠まれているそうです。俳句の最大の特徴と言えば五七五の韻律ですが、外国語の俳句(以下haiku)ではその辺のところはどうなっているのしょうか。
ざっとググってみたところ、黎明期のhaikuでは日本の俳句の「5・7・5文字」の形式にならい「5・7・5音節の3行の詩である」ことが基本的なルールになっていたっぽいのですが、近年のhaikuでは自由律(文字数や音節数の制限なし)が主流っぽいです。
まあその辺の事実関係は置いておきましょう。
日本の俳句は5拍、7拍、5拍の3部で構成されているのに対し、haikuは5音節、7音節、5音節の3部構成。
そこで、俳句ではなくhaikuを日本語で詠んでみました。
耳超痛い
中耳炎かなんかだ
病院行きたい
※haikuには季語とか無いみたいです。
文字数、つまり拍数でいうと上のhaikuは7・10・8なのですが、音節に分解すると
「ミ」「ミ」「チョー」「イ」「タイ」(5音節)
「チュー」「ジ」「エン」「カ」「ナン」「カ」「ダ」(7音節)
「ビョー」「イン」「イ」「キ」「タイ」(5音節)
となり5・7・5となります。
このhaikuを普通の日本語の俳句のように「五七五」のリズムで音読すると、日本語としては歪で不自然な響きになりますが独特のグルーヴ感が生まれます。
日本の多くのラッパーは意識的か無意識的かを問わずこの「日本語を音節単位で分解する」というテクニックをラップに取り入れていますが、トップオブザヘッド(即興)のフリースタイルでこの手法を用いるのは至難の業です。
LICK-Gすごい。
日本語を直感的にシラブル単位で捉えられるようになるために、私は日本語でhaikuをひたすら詠むという特訓を提案いたします(適当)